認知症リハビリテーション

理学療法士
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医療保険分野よりも介護保険分野で働く理学療法士も増えています。

介護保険分野で認知症の患者さんと関わる方もいると思います。

パパPTは認知症の患者さんと関わる前に、関わり方をしっかり学ぶべきだと考えています。

認知症の患者さんと関わるための心構えというか、基礎知識についてなのであまり深堀できないのですが、本質的な、選ばれる理学療法士になるための考え方だと思います。

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認知症とは?これから増える?

脳が司令塔だということは、皆さんご存知だと思います。

認知症の患者さんの場合は、指令を出す脳が少しずつ調子が悪くなってしまっている状態で、指令を出してもうまく機能しないんですね。

大雑把に言うと皮質で情報処理が出来ないので好き嫌いがはっきりしていて、偉そうな人にはとても攻撃的になったりするんですよ。

認知症の主な原因疾患として、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビュー小体型認知症、前頭側頭型認知症とありますが、症状はさまざまです。

さらにアルツハイマー認知症の中には、新たに発見された種類の認知症だったという発表もされているので、もしかしたらこれから認知症の種類が増えていく可能性もあります。

日本では、2025年には認知症の方が700万人を超えるという推計値を厚生労働省は発表しています。

65歳以上の5人に一人は認知症になるのでは?ということも重ねて発表していますね。

私自身も認知症の患者さんのリハビリをしていたときには、つばを吐かれる・ひっかかれる・かまれる、ということはよくありました。

そういったときに頭に入れておくべきことを簡単にまとめました!

選ばれる理学療法士になるために、少しずつ勉強していきましょう!!

ユマニチュードという考え方

みなさんは、ユマニチュードという考え方をご存知ですか??

これはどの職業の方にも通じる、認知症の患者さんと接するときの大事な考え方です。

なぜパパPTはどんなことをされても最後にはうまく付き合えているのか?と同僚に聞かれたことがありますが、私はユマニチュードという考え方をとても大事にしているからだとしか答えられませんでした。

人として基本的なことを、患者さんの前に立つと忘れてしまう方もいますが、この考えだけは大事にしてほしいと思っています。

何も難しいことではなく、

見る、立つ、話す、触れる。

この四つに重点を置いて、あなたが大事だ!ということを伝えていくだけです。

患者さんに対してマイナスになることはしないでね!という考え方なのですが、忙しいから、危なっかしいな・・・という強制的なケアをやめようということですね。

身に覚えがあるでしょうか・・・そうですよね、よく病院で見る光景ですよね。

回復してほしいな、この動きは少しでも維持してほしいな、どうすればいいんだろうかと考えること。

そして、最期までどうやってよりそっていくか考えることがユマニチュードの考えです。

大事なことなので、頭に入れておいてください!!

バリデーションという考え方

認知症の患者さんと関わる上でこの考え方もすごく重要!

認知症の方は、好き嫌いがとてもはっきりしています。

理由としては、扁桃体レベルで感情を判断しているからです。

物忘れがひどくなっていっても、感情は最後まで残るといわれていますよね。

バリデーションは、最後まで残る感情に焦点を当てたコミュニケーションのとり方です。

認知症の皆さんの感情を表現してもらおう!
人生で心残りになっていることに対して向き合うことを応援しよう!

この二つがバリデーションの基本的な二つの考え方になります。

高齢者の方は、人生の締めくくりを迎えようとしています。

自分なりの有終の美があるはずですよね。

認知症の患者さんでも、それはあります。

ここではあまりバリデーションとスマチュードに関してはあまり掘り下げませんが、気になる方がいたら是非調べてみてください!

認知症のリハビリテーション

本題に入っていきましょう!

  • 身体的活動を行うもの
  • 感覚に対する療法
  • 環境の改善
  • 行動療法
  • Social Contact

認知症リハビリテーション

その中でも、推奨・注目されてきた認知症リハは、

脳活性化リハビリテーション
パワーリハビリテーション

脳活性化リハビリテーションとは???

  • 快刺激
  • 褒める・褒め合う
  • 楽しいコミュニケーション
  • 役割を与える
  • 失敗しないような援助

認知症でも前向きに生活できることを目標としたリハビリです。

メカニズムはドーパミンなどの刺激により、認知症の進行を維持、回復することが証明されています。

パワーリハとは?

老化や器質的障害により低下した身体的・心理的活動性を回復させ、自立性の向上とQOLの高い生活への復帰を目指すリハビリテーション。

日本でリハビリの専門職の手によって開発されたマシントレーニングを中心とした運動プログラムであり、各地で目覚しい成果を挙げています。

パワーリハという名前だけ聞くと、え?高齢者の方に?しかも、認知症の患者さんに??なに考えているの??と思ってしまう方もいるかもしれませんが・・・・

安心してください!

パワーリハといっても、高負荷低頻度ではありません。

低負荷高頻度で全身を動かしていきます。

Borgでいうと、10(かなり楽)~12(楽である)のレベルの運動ですね。

低負荷なので、日にちを明けずに毎日(長期的に)行うことが推奨されています。

マシンでのリハビリが主体になりますが、マシンがなくても全身をまんべんなく動かすのがポイントです。

最近では認知機能向上と転倒予防につながったという論文もありますので、興味がある方は是非探して読んでみてください!

認知症の患者さんにお勧めの運動療法

今の主流は認知症バイバイ体操ですよね。

私のオススメとしては、一昔前の運動になりますが、スクエアステップエクササイズというものがあります。

簡単だし、その人の能力に合わせて出来ます。

パターンもたくさんあって、毎日飽きることなくできますよ。

Youtubeにも動画はありますので、見てください!

専用のマットがありますが、マットがなくても大丈夫。

床にマスキングテープで作ればどこででも出来ます。

縦10×横4のマスをつくり、ショート版だと横1m×縦1m、ロング版だと横2,5メートル×横1mです。

終わりに、

オックスフォード大学の研究などで、運動には効果なしだとか、悪化させるだという論文も出たりしていますね。

私も重度認知症についての効果は薄いと思いますが、運動によって得られるものは多いんじゃないかな。

生きがいだったり、人との関わりだったり、認知症の患者さんの家族の思いだったり。

体力があるほうがいいに決まっているし、人に大事にされると嬉しいに決まっていますよね。

これからどんどん高齢者や認知症の患者さんが増えるといわれている日本に住んでいて、認知症の患者さんと関わることも増えていくだろう私たち理学療法士もどうするべきかしっかり考える必要があると思います。

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